10月19日紀尾井小ホールにて、宮下伸作品による演奏会が開催されました。
満員御礼の大盛況でした。
開場直前、出演者へ家元の挨拶
「楽しんで、やれ」と。
家元挨拶の間にも、入口にお客様が殺到していて、開場を早める由、秀龍は切符もぎりの支援を緊急に指示され、家元の横をすり抜けて受付へ。
全席自由ですから、聴く方もスタートダッシュが肝心であることをよくご存じなのです。開場時間には客席はほぼ満席に。
プログラム冒頭は新作初演となる『熊野古道』三十絃独奏。
続いて演奏会タイトルともなっている、やはり新作初演『海光』を、宮下先生と、お孫さんの宮下蒼（あおい）君、御母堂様の宮下紫乃先生の合奏となりました。蒼君は初ステージ。プログラムに「海の彼方から幸いの光が射し、明日の未来へ向かって伸びゆく力を確信する。」とあります。萌芽して、これから育っていく力は、邦楽の宝です。ステージは堂々たるものでした。
演奏後の貴重なショット。
蒼君の後方は演奏会プロデューサーであります道源飛鳥先生、家元夫人です。
この笑顔。
さて、その後は幹部による合奏曲が続き、秀龍も『星羅』を無事弾き終えました…。
アンコールには宮下先生の箏、賛助出演の善養寺惠介さんの尺八で『風花』。本当に、先生の箏の音色は素晴らしい…。
やっぱり演奏会は良いですね。
ステージを踏む、という「修行」を初心に返って進めなければならないな、と再認識いたしました。
最後に、先生と…
もぎり(！)から演奏まで本当にお疲れ様でした。
ここまでのご苦労もいかばかりかと・・・
今は心地よい達成感のなかで寛いでいらっしゃることと思います。
どうぞごゆっくり骨休めをしてください。
お琴の世界も歌舞伎のように世襲のようなものがあるのでしょうか？
お孫さんの登場にちょっとびっくり。
でも、暖かいまなざしのなかですくすくと成長されていって欲しいですね。
今日は県ピアノコンクール本選の日です。
予選には毎年数百人の子供達が出場します。
おそらくお琴の音に触れた事もないであろう多くの子供達。
大人の私ですら触れる機会の少ない楽器になってしまったのはとても残念です。
私の母くらいの世代には花嫁修業のひとつだったのか、かつては我が家にもありましたが・・・そういえば、先日お邪魔した叔母の家の居間にも綺麗に飾ってありました。
もっと、日常のなかでお琴の音を楽しみたいものです。
身近なところで演奏活動をされる事は難しいのでしょうか？
是非また、ソロ演奏を聴かせてください。邦楽ファンの裾野を拡げるためにも！
その日が訪れることを楽しみにしております。
・・・長々と失礼いたしました。本当はコメント欄汚すのは趣味ではないのですが・・・携帯出先に置き忘れちゃったの(笑)