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立春

2月3日の「節分」を過ぎ、本日、4日は「立春」です。
太陰太陽暦でいえば正月であり、新しい年の始まりです。

寒い日は続いていますが、空気のにおいは「春」のにおいです。
秀龍は京都のとある私立大学へ通いましたが、大学が決まり、京都へ下宿を探しに行ったのが2月の中頃でした。そのときの空気のにおいを、この季節がくるたびに思い出します。新しい事が始まる予感をさせるにおいです。もっとも、あれから十余年、たってしまいましたが・・・。

今月は、前橋と高崎の小学校へ、それぞれ授業で箏曲を教えに行きます。
子ども達の心の中に、「邦楽って楽しい」という僅かな種まきをします。その種が、子どもの成長に従って、それぞれの人生にあわせたかたちで花開いていくことでしょう。それが新しい、生きた文化へと結実していきます。教育現場で箏曲(邦楽)を教えることの意味はそこにあると考えています。大変に楽しく、やりがいのある仕事です。
まだまだ秀龍が「できていること」はほんのわずかですが、それでも小中学校で、数百名の子ども達へ「種」を植えて参りました。授業をすることも楽しく、また将来も楽しみであります。教育の醍醐味です。

現在、秀龍は演奏家として演奏活動・指導するほかに、とある民間の教育現場でも仕事をしています。最終的には、邦楽と教育を、もっと効果的で大きなかたちに結びつけたい、と考えています。そのために、「いま」の修行があると捉えています。

「立春」にあたって、将来の夢を語ってみました・・・いつまでも”青臭い”自分でいたいものですね。

(※正確には「立春」は元旦の前後である)