秀龍 SNS

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5 days ago

秀龍

箏独奏による即興
「虚光」

駆け足で過ぎてゆく季節の陰影。

晩秋に近い山上の光景にある陰影からつけた題名「虚光」は造語に近く、意味合いは〝虚空〟と同じように考えている。

虚空とは、無我の境地、三昧、瞑想の超越体験みたいなものだろうか。ところで虚空は〝虚〟も〝空〟も同義の文字の連なりだけれども、〝光〟は〝虚〟と対義であることから、「虚光」となると、より現象寄りの、無から生命が生じる躍動を捉えた言葉だと感じられる。

秋の陰影は虚しさを覚えもするけれども、この世界の生命の光を生み出す〝虚〟である、とも言える。

華やかな秋の光彩の陰は、我々に生命の真理の断片が表現されていると思う。

その真理の断片を音で指し示せるようになりたい。

youtu.be/Y9ICdN4Rpp4駆け足で過ぎてゆく季節の陰影。
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2 weeks ago

秀龍

箏独奏による即興「酔月」

月光によるモノトーンの世界に、心は酔いしれながら漂う。

youtu.be/EKB4XqT0WXA箏独奏による即興「酔月」 月光によるモノトーンの世界に、心は酔いしれながら漂う。
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2 weeks ago

秀龍

続々々々、日常食としての雑煮の考察。

学生時代を過ごした京都は南禅寺に、『瓢亭』という400年続く懐石の店がある。名物は半熟の煮卵みたいな瓢亭玉子、それと朝粥だ。

学生時代の一時期、僕は朝の粥作りにハマった。前夜に米を一掴み分洗って小鍋に張った水に浸しておき、朝起きて火に掛ければ炊きたての粥になるという寸法で、朝の粥はすっきりした甘味があって美味しいなあ、と思った。

と、いう事情もあって、件の瓢亭の朝粥が食べたくてしょうがなくなったことは自然の流れ、だけれどもちろん、学生には懐石など高嶺の花。しかし、朝粥ならバイト代をはたけば……それでも学生にとっては相当な贅沢の出来る料金、清水の舞台から飛び降りた足で気合を入れて行ってみた。

千円札が何枚も飛んでくだけあって、朝っぱらからプチ懐石的な料理がいくつも運ばれてきて、鮎の塩焼きを食った後、ようやくトドメという感じで粥の鍋が登場してきた。

その「朝粥」、アンを粥にかけて食べる……口に含み、しばらく味わうとじわじわと滋味が広がり……って、これ味、薄いわ……。

粥の前に味の濃いもんばかり出されたからだろうか。

東男には塩っぱさが足りない。だいたい、ダシも薄いんじゃないの?と、京都人には田舎者呼ばわりされそうな文句をブツブツと呟きつつ、残念な感じで店を出た。懐も寒かった。

帰りがけ、吉野葛と鰹節を買い、下宿で自分でアンを作って翌朝の粥にかけた。しょっぱくて旨かった。

さて、その瓢亭の朝粥を東男風に〝ダウングレード〟したアンをかけた、瓢亭朝粥アンモドキ関東風雑煮の作り方。

400年の伝統の流れをくむ(笑)アンも、餅を焼いたりする時間を別にすれば5分で調理完了する。

①小鍋に湯を沸かして、一人分削り節一掴みとか小袋一パックとか、多めにカツオ節を入れる。出汁は濃い方が旨い。また日常食としてはカツオ節を取り出さずそのままにする。②醤油で好みの濃さに味をつける。薄いと不味い。③葛でトロミをつける。片栗粉でも良いのだろうけれど、身体に良いし葛にこだわりたい。④焼いた餅(ここでは、チンしたりした軟らかい餅がなお旨い)を椀に入れて、アンをたっぷりと注ぐ。好みで海苔などをちらす。

餅にアンをたっぷりと絡めて食べる。カツオ節と醤油の風味が、葛のおかげで餅と混然一体となって旨い。

むろん、粥にかけても旨い。
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2 weeks ago

秀龍

平成18年の賢順記念全国箏曲コンクールに出場(奨励賞)した時の映像をYouTubeにアップしてくれている人がいた。

三十代前半の演奏……同じ年にくまもと全国邦楽コンクール(奨励賞)、また東京邦楽コンクール(本戦出場)に出ていたコンペ最盛期。

本格的に箏の世界に入ろうと、三十で家元・宮下伸の直弟子になり、数年で飛躍的に腕が上がった、その頃だ。

いま思い返すと、まわりの出場者は十代二十代の学生や若者ばかり、僕は最年長だった。

日本一になる通過点だと当時は思っていたけれど、家族もあり生活に忙しくなり、遂にこれらコンクールに再出場することはなかった。

youtu.be/JQSqgWKY_Pksecond place winner at this concert
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3 weeks ago

秀龍

続々々、日常食としての雑煮の考察。

以前、文化放送を聴いていたら広尾「分けとく山」総料理長・野崎氏が、沢庵を出汁にしてダイコンおろしを加えた雑煮を紹介していて、その通りに作ったら旨いので驚いた。その野崎氏、料理は「引き算」が大事だと語っていた。

徹底的にシンプルな「引き算」は日常食に必須の要素。

さて一切の虚飾を排した(手抜きともいう)、「ロールキャベツ雑煮」。

①餅をトースターなどで焼く。焼いている間②キャベツを餅の個数分剥いで硬い芯を切り取り、塩を一つまみ入れたお湯で湯がいておく。③キャベツを取り出した鍋のお湯を入れ換え(そのままでも良い)、コンソメと醤油で味を調える。④取り出したキャベツで焼いた餅を巻き(止めなくて良い)、鍋に入れて少しだけ煮てツユを馴染ませる。⑤器によそってコショウをふる。

キャベツの甘味と食感、コンソメ醤油の風味が餅に良く合う。他にも野菜やベーコンなど入れたくなるのが人情だけれども、あえてキャベツだけ、で作りたいところだ。
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