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メッセージ

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先日、授業を行った小学校から、児童の感想文の束が送られてきました。一生懸命、言葉を選んで、考えたこと、感じたことを伝えてくれています。

「難しいと思ってたけど簡単にできた」という言葉が多かったですね。僕が演奏した沖縄の音階による「琉歌」について、”あたたかさ”を感じてくれた人もいました。
最後に「越天楽」のテーマで、児童のピアニカと、音楽の先生のピアノ、そして秀龍の即興とで一緒に演奏したことも印象に残っていたようです。

音楽に対してただ受け身であるのではなくて、参加して楽しんでしまおう、というのが秀龍流です。子どもであれ、受け身であれば人間は単なる批評家になってしまいます。僅かではあっても「そこ」へ飛び込むことによって、音楽というものや、民族楽器に触れることの本質、大切さを学び取って欲しいと考えています。

「琴は中国の楽器だと思ってたけど、日本の楽器なんだと知った」と書いてくれた人もいました。これはとても大事な部分です。
民族楽器は、様々な土地を通って伝えられながら、その土地に合わせてカタチを変化させてきたものです。その地域の文化固有のものでありながら、あらゆる民族にとって共有している財産でもあるわけです。

子ども達に説明するとき、秀龍はピアノのふたを開いてみせてみます。ほら、ここにも弦が張ってあるでしょ、と。少々乱暴な説明ではありますが、この秀龍の楽器もピアノも、姿は違うけど、同じ楽器ともいえるよね、と。

異なって見えながら、実は本質の部分ではあらゆるものにつながっているんだということ、それが授業や演奏を通して、秀龍が子ども達に伝えたいことなのです。

まさに一期一会の出会いではありますが、またこの子ども達に巡り合いたいな、とメッセージ一つ一つに目を通しながら思いました。