NPO・ボランティアサロンぐんまのブログで伝統芸術ライブラリーの活動の様子を紹介していただきました。
先日の山王小学校の授業です。
http://nposalon.kazelog.jp/
NPO法人伝統芸術ライブラリー・ブログ更新
最近の大学・小学校の授業と、新聞記事を収録しました!
下記リンクよりどうぞ。
http://traditionalarts.jp/
上毛新聞
「節分」の日、初めて法人名がメディアに載りました。
先日の前橋・山王小学校での授業です。
記事はウェブからもご覧下さい。
2013年2月3日上毛新聞
http://www.jomo-news.co.jp/ns/8013598123999024/news.html
群馬医療福祉大学
誕生日に
夜明け前の今、空気は澄んで上弦の月が明るく輝いて道を照らし、星が方角を示している。
氷点下の冷え込みだけれども、目前に目的地を捉えた旅人のように満たされてくる心を感じながら、凛とした空気にどこか清々しさを覚える。
いつかこの道を歩いたような気がする。
初めて踏む道なのだけど、懐かしい。あの時は、目的地に辿り着いたのだろうか。
振り返ると、今年は「特定非営利活動法人伝統芸術ライブラリー」を同志に集まってもらい、設立することが出来た。感謝で一杯である。
その設立趣旨には、伝統芸術の高等教育研究機関の設置もうたっているが、これは七年前に自に定めたマスタープランでは『伝統芸術大学院大学』を示すものだ。
今年に生まれた「種」が、小さいなりでも「カラシダネ」のように、スケールを超えて働く事のできるように、これからの一年、心を尽くしていきたいと思う。
『特定非営利活動法人 伝統芸術ライブラリー』創設
多摩美術大学
26日、東京は八王子にある、多摩美術大学において講義。
多摩美にある、芸術人類学研究所所長・鶴岡真弓先生のゼミ生を中心とした学生に向けて「伝統の音色と現代の邦楽」(学生がつけてくれたタイトル)と銘打ち、伝統芸術に関する話と演奏を実施した。
鶴岡真弓先生とは以前から交流があり、昨年、研究所にお伺いさせていただいた際に、このような企画が持ち上がり、実際に形となったものだ。
伝統芸術というものは世界の各地域における民族文化と交流する中で形成されてきたものであり、その時間の流れと地域性、その相互作用の中に、芸術を実践する個人の意識が介在して具体的な形を表しているものである。
そうした持論と、小中学校や大学における指導経験の話を交えつつ、伝統芸術に関わる中で経験する他文化との繋がりや絆、そこから自然に生まれる平和の精神について、演奏で具体的に聴いてもらいながら触れていった。
終了後、学生の簡単な批評のレポートをいただいた。特に演奏の音色から、光景や色など、様々なものを鋭い感性で感じていただいたようで、嬉しい限りである。
講義後には、研究所にて茶話会を催していただき、学生から直接感想をいただいたり、弦楽器の発祥や伝播などの質問をうけたりと、楽しい交流を深めることができた。
個人的には、いま申請しているNPOの活動の骨格となる理論・理念をひとつの体系的な形にする良い機会となったことがありがたかった。また今後、鶴岡真弓先生、芸術人類学研究所との連携についての話も持ち上がり、今後の自身の新しい活動の展開に対して大きな勇気となったことも感謝である。
前橋の小学校にて授業
前橋市の山王小学校では、5年生対象の授業。
ユニークなのは、箏を使って創作をするという点である。
担当の小塚先生と、毎年取り組んできている。
「滝」「星」などのイメージ映像から、作りたい曲のイメージを考え、どんな奏法を用いるかを決め、8小節程度の短い曲を自由な発想で創る、という段取りとなる。
秀龍は自作のものを演奏し、そうしてそのような曲にしたのか、ということを説明することいよって、児童の発想を手助けする役割だ。また、イメージを表現する奏法について、実演を行ったりして考える材料や方向性を与えていく。
3人程度のグループで児童は取り組むが、早いグループは1コマの時間内に出来上がってしまう。
児童の発想の豊かさに驚くと共に、「箏」という伝統楽器を用いて創造していくことの意義を深く感じる。