群馬医療福祉大学

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本日は高崎市の群馬医療福祉大学の教職課程において特別講義を実施してまいりました。今回三回目となりました。 この課程をご担当されている講師の今井浩三先生とは、昔からお付き合いさせていただいていて、小学校で音楽を教えてらっしゃいました。テノールのとても良い声をお持ちの音楽家です。今井先生が校長をなさっていた小学校に教えに行ったこともありました。この度のNPOにおいて理事に就任されています。 箏の演奏を交えながら、「伝統」について講義しました。学生の皆さんには熱心に参加していただきました。ありがとうございました!

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誕生日に

夜明け前の今、空気は澄んで上弦の月が明るく輝いて道を照らし、星が方角を示している。

氷点下の冷え込みだけれども、目前に目的地を捉えた旅人のように満たされてくる心を感じながら、凛とした空気にどこか清々しさを覚える。

いつかこの道を歩いたような気がする。

初めて踏む道なのだけど、懐かしい。あの時は、目的地に辿り着いたのだろうか。

振り返ると、今年は「特定非営利活動法人伝統芸術ライブラリー」を同志に集まってもらい、設立することが出来た。感謝で一杯である。
その設立趣旨には、伝統芸術の高等教育研究機関の設置もうたっているが、これは七年前に自に定めたマスタープランでは『伝統芸術大学院大学』を示すものだ。

今年に生まれた「種」が、小さいなりでも「カラシダネ」のように、スケールを超えて働く事のできるように、これからの一年、心を尽くしていきたいと思う。

『特定非営利活動法人 伝統芸術ライブラリー』創設

特定非営利活動法人伝統芸術ライブラリー

先日の12月4日に群馬県より認証を受け、本日6日に登記が完了、正式に設立いたしました。

今後、秀龍は理事長として、このNPOをベースに、活動を進めていきます。
ネットを最大限活用し、最先端の技術で伝統芸術を広く啓蒙していきます。
そうしてこの社会が平和で調和的なものとなるよう、活動に邁進してまいります。

今後もよろしくお願いいたします。

多摩美術大学

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26日、東京は八王子にある、多摩美術大学において講義。

多摩美にある、芸術人類学研究所所長・鶴岡真弓先生のゼミ生を中心とした学生に向けて「伝統の音色と現代の邦楽」(学生がつけてくれたタイトル)と銘打ち、伝統芸術に関する話と演奏を実施した。

鶴岡真弓先生とは以前から交流があり、昨年、研究所にお伺いさせていただいた際に、このような企画が持ち上がり、実際に形となったものだ。

伝統芸術というものは世界の各地域における民族文化と交流する中で形成されてきたものであり、その時間の流れと地域性、その相互作用の中に、芸術を実践する個人の意識が介在して具体的な形を表しているものである。

そうした持論と、小中学校や大学における指導経験の話を交えつつ、伝統芸術に関わる中で経験する他文化との繋がりや絆、そこから自然に生まれる平和の精神について、演奏で具体的に聴いてもらいながら触れていった。

終了後、学生の簡単な批評のレポートをいただいた。特に演奏の音色から、光景や色など、様々なものを鋭い感性で感じていただいたようで、嬉しい限りである。

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講義後には、研究所にて茶話会を催していただき、学生から直接感想をいただいたり、弦楽器の発祥や伝播などの質問をうけたりと、楽しい交流を深めることができた。

個人的には、いま申請しているNPOの活動の骨格となる理論・理念をひとつの体系的な形にする良い機会となったことがありがたかった。また今後、鶴岡真弓先生、芸術人類学研究所との連携についての話も持ち上がり、今後の自身の新しい活動の展開に対して大きな勇気となったことも感謝である。

前橋の小学校にて授業

前橋市の山王小学校では、5年生対象の授業。
ユニークなのは、箏を使って創作をするという点である。
担当の小塚先生と、毎年取り組んできている。

「滝」「星」などのイメージ映像から、作りたい曲のイメージを考え、どんな奏法を用いるかを決め、8小節程度の短い曲を自由な発想で創る、という段取りとなる。

秀龍は自作のものを演奏し、そうしてそのような曲にしたのか、ということを説明することいよって、児童の発想を手助けする役割だ。また、イメージを表現する奏法について、実演を行ったりして考える材料や方向性を与えていく。

3人程度のグループで児童は取り組むが、早いグループは1コマの時間内に出来上がってしまう。

児童の発想の豊かさに驚くと共に、「箏」という伝統楽器を用いて創造していくことの意義を深く感じる。

上毛新聞記事

寺尾小学校授業続き

先週に引き続き、寺尾小学校で残りの一クラスに授業を実施。

先週の2クラス分の、児童達の手紙を受け取る。
どんな授業の受け止めた方をしていたか、読んでいて楽しい。

上毛新聞記事

高崎の小学校にて

20120214

高崎市内の寺尾小学校にて、6年生対象の授業。
今日は2コマずつ、2クラスに実施。日を分けて、来週に残りの1クラスを行う。

伝統音楽は紛れもなく日本のものであるが、実は世界の民族音楽と繋がっている、というメッセージをこめる。毎年毎年、授業を行う中で、自分の伝えるべき「メッセージ」が明確になってきたように思う。

若い人たちには、伝統の価値観があらためて現代に開花した、素晴らしい、平和な世の中を生きていただきたい。