前橋市の山王小学校では、5年生対象の授業。
ユニークなのは、箏を使って創作をするという点である。
担当の小塚先生と、毎年取り組んできている。
「滝」「星」などのイメージ映像から、作りたい曲のイメージを考え、どんな奏法を用いるかを決め、8小節程度の短い曲を自由な発想で創る、という段取りとなる。
秀龍は自作のものを演奏し、そうしてそのような曲にしたのか、ということを説明することいよって、児童の発想を手助けする役割だ。また、イメージを表現する奏法について、実演を行ったりして考える材料や方向性を与えていく。
3人程度のグループで児童は取り組むが、早いグループは1コマの時間内に出来上がってしまう。
児童の発想の豊かさに驚くと共に、「箏」という伝統楽器を用いて創造していくことの意義を深く感じる。